庭石は、池や盛土の、護岸用として積まれることもあります

石垣とは、様々な石を積み上げて作られた、壁や仕切りを指します。
傾斜地に農地や家を設ける時に、基礎として利用されたことに始まり、築城でも利用されるようになりました。

石の積み方には３種類あり、野面積みは、自然石や粗割り石を積み上げる方法です。
石のサイズや形状が揃わないため、かみ合わせの調整や、間詰め石を入れて、隙間を無くすことが必要になります。
打ち込み接ぎは、粗割り石で積み上げ、表面に出っ張った部分を叩いて平らにし、隙間を無くす方法です。
野積みより高く、急な勾配を作れることが特徴です。
切込み接ぎは、整形した石を積み上げる方法で、石が密着するため排水ができず、排水口が必要になります。

庭石は、日本独特の石の利用法で、庭に利用される自然のままの石や岩石です。
自然のままの風化具合や形を利用して観賞用に置く、飛石として園路を作る、沓脱石として飛石と入り口を繋ぐなど、庭の要所に置いて景観を作ります。
池や盛土の、護岸用として積まれることもあります。

縁石は、路肩に置かれた棒状の石を総称したもので、コンクリートで作られることが一般的です。
主に、車道と歩道の境界線として利用されます。

日本庭園は庭石が山などを表していることもあります

多くの家庭の庭には、様々な外構が施してあり、それぞれには意味があります。
例えば庭石に関しては、風情や趣などを表したり、人の心を和ませるようなものになります。
日本庭園であれば、庭石が山などを表していることもよくあります。

庭の計画は、家の雰囲気も考えて、種類と配置を考えなければなりません。
造園のCADデータを利用してツールを活用することで、完成イメージが確認でき、安心して庭の工事を依頼できます。
植栽に関しては成長するものなので、配置だけをしっかりと確認しておけばいいです。
しかし、石垣や庭石、縁石に関しては、簡単に動かすことができないので、きちんと設計してもらう必要があります。

門扉や塀、庭などの外溝部分のエクステリアは、外観のバランスや配置など、プランニングも重要になってきます。
家族のライフスタイルを考慮し、素敵な外観、庭、エクステリアを演出していきましょう。
こだわりの外観・庭を作り、自慢したくなるような素敵な、お家にアレンジしてみたいものです。

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