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車両軌跡図・走行軌跡図

車両軌跡図・走行軌跡図のフリーソフトです。トラック・セミトレーラの旋回軌跡の作図、旋回半径・旋回角・縮尺・車両諸元からS字走行軌跡も作図、車両・普通自動車・セミトレーラの軌跡を描画、車両軌跡図・走行軌跡図・走行シミュレーションの表示、最外半径・最外車輪半径・最内半径を出力などのフリーソフトが、ダウンロードできます。





車両軌跡図のフリーソフト その1

  • EXCEL 車両旋回軌跡図

    エクセルでトラック・セミトレーラの旋回軌跡を作図します。
    旋回半径、旋回角、縮尺、および車両諸元等を変更して繰り返し作図することができます。さらにS字走行軌跡も作図可能です。


  • 車両軌跡描画ツール for AutoCAD/LT

    AutoCAD(またはLT)上に、車両(普通自動車・セミトレーラ)の軌跡を描画します。
    軌跡描画方法にはシナリオを設定する方法と、テンキー操作によるフリー走行を選択できます。


  • 軌跡描画ソフト XKiseki

    車両旋回軌跡図を描画しDXF出力できます。作図方法は自動車規格 JASO Z 006準拠、積載物も指定可能です。旋回軌跡図の作図方法は、手書き法−A法、B法、プロッタ法−C法、作者オリジナルの4通り選択可能です。


  • 車両軌跡描画ソフト Kiseki

    車両軌跡図を描画(DXFファイル出力可)します。計算の結果、可能であれば画面出力、印刷時に三心円を出力します。DXF出力時は最外半径、最外車輪半径、最内半径を出力します。ハンドル刻み角の指定が可能です。





車両軌跡図のフリーソフト その2

  • JG_車両軌跡

    Jw_cadで車両の回転軌跡を自動的に作成する外部変形ソフトです。
    配置基準点をクリックし、車両タイプを選択することで容易に回転軌跡図を作成することができます。
    車両タイプは軽自動車から大型トラックまで11種類の標準タイプから選択することができます。
    部位寸法を任意に入力することも可能です。
    11種類の標準タイプは、建築設計資料集成(日本建築学会編)からデータを引用しています。
    記載する内容として、外接円、内接円、車両軌跡を記載するかそれぞれ選択することができます。
    回転角度、車両の描画間隔を度数で設定することが可能です。


  • 車両軌跡図CADツール「Locus Pro」

    車両軌跡図の描画、走行シミュレーションの表示、CADデータ(*.dxf)を生成することができます。
    自動車技術会、国土交通省の文献に基づいて、車両軌跡図の作成や走行シミュレーションをおこなっています。
    走行シミュレーション表示が可能で、走行中の速度設定および調節もできます。
    IP座標点入力による、直線と曲線の連続旋回軌跡が作画できます。
    軌跡図の画面上への描画とDXF出力が可能です。
    車両データの登録と編集、描画色や線種の設定が自由にできます。
    対応車種は、トラックとセミトレーラです。


  • 車両軌跡作成 EXCEL版 (セミトレーラも可能)

    Excelで乗用車、トラック、セミトレーラなどの車両軌跡図を無料で描画 できます。
    DXFファイルも作成できます。
    複数の旋回を組み合わせたり、バック軌跡も描けます。
    据え切り旋回と操作旋回の2種類の軌跡が描けます。
    自動車規格 JASO Z 006 に準拠した計算方法を採用しています。
    AutoCADで描画する場合、描画コマンドで描く事も可能です。





車両軌跡検討の必要性


道路構造令は、安全かつ円滑な道路交通を確保するための一般的技術基準として定められている政令です。
一般的技術基準であるため、地域の状況を鑑みて運用されるべきであり、道路構造令自体にも柔軟な解釈ができる規定があると言えます。
しかし、近年、全国で統一して道路構造基準を定めていることが、画一的な道路整備やコストの増大を招いているとの指摘があります。

一方、地域ニーズに応じて基準を緩和する場合、どこまで緩和していいのか独自の判断が難しいとの指摘もあります。
特に基準緩和のニーズが高い道路としては、ローカルな小規模道路が挙げられます。
これらの道路では、道路構造令では第3種第5級(地方部)または第4種第4級(都市部)に該当するものです。

現在の道路構造令においては、曲線部の幾何構造を表す主な要素としては、設計速度に基づき安定した快適な走行ができるように、最小曲線半径が規定されています。
設計速度の最低ランクは時速20km/hであり、このときの最小曲線半径(車道中心)は車種に関係なく15mとなっています。

一方、同じく道路構造令において、自動車の最小回転半径(前輪外側のタイヤ中心の軌跡が描く半径)は、普通自動車(10tトラックに相当)が12m、小型自動車等(大型乗用車に相当)が7mとなっています。
したがって、徐行を前提にすれば、最小曲線半径はもっと小さくなり、また車種による差が出てくるためさらに小さくなることもあります。





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