使える 技術計算 フリーソフト の ダウンロード

木造の構造計算 フリーソフト

木造の構造計算のフリーソフトです。木造梁部材の断面算定、木造横架材の曲げとたわみの検定、木造の継手・仕口の構造を算定、木造軸組工法住宅の許容応力度計算、壁量計算、確認申請や性能評価申請に必要な構造計算、木造住宅の精密診断シート、在来木造の簡易耐震診断などのフリーソフトが、ダウンロードできます。





木造の構造計算 フリーソフト

  • 木造梁部材 断面算定

    木造梁断面の簡易チェックをするソフトです。
    複雑な計算はできませんが、項目を選んでいくだけで梁断面に対する、せん断力、モーメント、たわみが自動計算されます。


  • 木造横架材 KさんS

    木造横架材の曲げとたわみに対する検定をするソフトです。
    柱の座屈風圧に対する検定、軒・けらばの風圧に対する検定も行います。


  • 建告第1460号仕口

    建設省告示第1460号に定められた木造の継手及び仕口の構造方法を算定します。EX CEL97及び2000で使用して下さい。


  • 木造住宅 構造検討シート V23

    Y軸柱通りの配列を一般的に描かれる平面図の表記に従い変更した木造住宅構造検討シートです。壁量検討、壁配置検討、全ての柱の仕口金物選定(N値計算法による)を手早く一括して行います。


  • 方づえ Kさん

    木造方づえを有する構面の等価壁量・壁倍率を計算するソフトです。
    方づえの断面検定ができます。





  • 構造計算書作成支援 V3 for Excel2003

    簡単に、建築構造計算書、構造概要書を作成するエクセルマクロです。
    入力ボックスで、一括入力にて、建築構造計算書及び構造概要書が作成できます。


  • 梁 calcW

    木造住宅の梁の計算を簡単に行うツールです。梁の断面チェックに最適です。
    計算後の樹種、断面寸法及び荷重の変更にも対応しています。
    一連の計算過程が計算書として出力されます。


  • 木造梁部材 断面算定 (SI)

    木造梁断面の簡易チェックをするソフトです。
    SI単位版で印刷機能を追加しました。項目を選んでいくだけで、梁断面に対する、せん断力、モーメント、たわみが自動計算されます。


  • 在来木造簡易耐震診断ソフト『愛知なまず』

    貴方の木造耐震診断ソフトです。詳しく調べる前におすすめです。
    今後心配される東海地震・東南海地震・南海地震の対策のために、木造の方は少しでも調べておくと安心です。


  • 2階建バランス検討 Excel for Windows

    木造建築物の2階建ての、筋かいの壁量とバランス検討図を、簡略化することができます。


  • 木造用特記仕様書 for Excel

    木造建築工事用の特記仕様書を作成できます。
    必要に応じて修正することもできます。使えるEXCEL&WORDフリー&シェアソフトにて紹介されました。
    一連の計算過程が計算書として出力されます。





木造構造計算での片持ち梁の仮定断面の算定


木造建物では屋根の軒先やバルコニーなど、梁が跳ね出す箇所がよくあります。
このような梁は片持ち梁の公式を用いて仮定断面の算定を行います。
検討方法は単純梁のときと同様にまず、たわみの検討を行い、たわみの検討により求めた断面形状で応力度が許容曲げ応力度以下となるか確認を行います。
この際に、片持ち梁ではせん断力で断面が決定することがあるため、せん断力に対する検討を忘れないようにしましょう。

@検討条件の整理

バルコニーなどでは床による等分布荷重と先端手すりなどによる集中荷重の2種類の荷重が作用します。
これらをそれぞれ求めて足し合わせるのは計算が複雑となるため、仮定断面算定の段階では安全側となる先端集中荷重としてまとめて検討するとよいでしょう。

Aたわみの検討

単純梁のときと同様にたわみ量がスパンの1/600以下かつ20mm以下となる断面二次モーメントから、断面形状を設定します。

B曲げモーメント、せん断力に対する検討

たわみの検討により求めた断面形状と曲げモーメント、せん断力から曲げ応力度、せん断応力度を求め、それぞれが許容応力度以内となっていることを確認します。
せん断応力度の算定の際には以下の点に注意します。
・断面積は断面欠損を考慮した有効断面積とすること。
・部材断面の形状による形状係数を考慮すること。
長方形の場合は1.5、円形の場合は1.33となります。

その他に注意すべき点

また、その他に注意すべき点として、木造の場合、片持ち梁に跳ね出し部の建物本体側のスパンに注意します。
建物本体側のスパンが小さいと、片持ち先端部のたわみ量を抑える効果があまりないため、支持点が固定とした片持ち梁の検討では危険側の検討となることがあります。

片持ち梁など特殊部位の構造計算に対応したフリーソフトがあると便利です。
それぞれ特徴がありますので比較検討してご自身にあったものを探しましょう。





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